2015年10月4日日曜日

安房高山・請雨山・三郡山 ~君津~

千葉の山を甘く見ては、いけませんでした!



清和県民の森駐車場~安房高山~請雨山(しょううさん)~三郡山~清和県民の森駐車場のコース。
インターネットで、このコースを歩いたことのある方のGPSのルートをみつけ、それをGoogleのマイマップに入れて行きました。
アップダウンの激しい尾根道をひたすら歩きました。人があまり通っていないため、草も踏み固められておらず、何度も道がわからなくなりました。
そのたび、マイマップとiPhoneのコンパスを使って正しいコースを確かめながら進みました。
三郡山から清和県民の森駐車場に変えるルートは、基本市境界線上を歩くコースなのでマイマップには入れていませんでした。
これが甘かった。最後の最後、ゴールである清和県民の森駐車場の寸前で道がわからなくなり、沢をうろつきまわり、最後は意を決して岩肌でない崖を見つけ出し這い登って、やっとゴールに到着しました。

 無料駐車場有り(清和県民の森)




10:15
清和県民の森駐車場出発。
国道410号を渡り、左手の旧道を入って行きます。

10:18
登山口通過。
岩に刻まれた滑りやすい階段を鎖を頼りに一旦登り詰めます。


 登山口

最初はなだらかな坂 

岩に刻まれた階段

左手の鎖につかまりながら、滑らないように気を付けて登っていきました。
崖の中腹を行きます。 

安房高山方面分岐

10:27
坂を登り詰めると安房高山方面への分岐があります。

安房高山の標識 


千葉の山ではおなじみの尾根道が続きます。



このあたりではまだ並走する国道410号が見えます。



整備された階段を登ります。



整備された階段はここで終わりです。
この先の道には見えない急斜面を下りて行きます。



この急斜面を下りてきました。



10:40
急斜面を下りたところに、安房高山を示す標識がありました。
正しい道を来ています。



岩肌の滑りやすい道を気をつけながら登って行きます。
左下は崖になっています。



岩肌の尾根道を行きます。



ところどころに目印のピンクのリボンがあります。
道が怪しくなるたびに、このリボンを見つけてはほっとしました。



崖です。
写真ではわかりにくいですが、茶色い土の向こうは垂直の崖で、その向こうには下の方の遠くの木々が写っています。



木々の間から時々近くの山々が見えます。



崖です。
木が根元から下に向かって倒れています。
写真ではよくわかりませんが...

11:00
三角点?のあるピークに到着。
急な坂を下って行きます。

三角点?のあるピーク 


急な下り坂。写真ではよくわからないので、ペットボトルを立てて撮ってみました。
ロープを伝って下りて行きます。
途中、前を向いて降りるのではなく、後ろ向きに(坂を登るような格好で)ロープを伝って下りればよいことに気がつき、少し楽に坂を下りれるようになりました。



11:15
見晴らしの良い場所を通過しました。
遠くに鹿野山が見えます。



苔の生えた急斜面の岩肌を下りて行きます。



大きな岩の向こうに回って、登ると...


ピークがあります。


左下が崖になった恐ろしい尾根道を行きます。


両脇が断崖になった尾根道のパノラマ写真を撮ってみました。



道が無いようでも、ピンクのリボンがあって、トラロープが張ってある急な坂を下って行きます。



またもや下りの急斜面です。ペットボトルと比較して、いかに急な坂であるかがわかるでしょうか。


林道に出る場所。
道ではありません。
斜面に張ってあるトラロープを伝って下りて行きます。

11:35
林道への合流点到着。

 林道への出口
一応標識があります。


安房高山 
林道から、安房高山の頂上が見えました。



左手にも山の頂上が見えました。
何という山でしょう?

11:40
再び、山道に入る入口に到着。



右奥に見えるトンネルの手前、法面手前の左手の小道を入って行きます。


入口の右手に、よく見ると安房高山と書いてあります。



先ほどの写真でトンネルの手前に見えた法面の上を歩いています。
下に林道が見えます。



木が生えているのでそれほど感じませんが、両脇が崖になって今にも崩れそうな尾根道を通って行きます。



素晴らしい見晴らしです。


 高宕山
正面に高宕山が見えます。
左奥にはマザー牧場が見えます。


トンネルの上を歩いて行きます。
下に林道が見えます。
 安房高山の標識


崩れかけた尾根道を通ります。


ロープを伝って登りきると...
 安房高山の頂上が見えます。
(頂上にある謎の建造物が見えています)

11:55
安房高山山頂到着。
本日、最高到達地点364mです。

安房高山頂上(364m) 

 頂上にある謎の建造物


頂上から十数メートルのところに展望スポットがあります。

安房高山展望スポットからのパノラマ写真 



右が頂上から反対側に降りていく道。
左が展望スポット。

2~3分休憩して再出発。
請雨山(しょううさん)に向かいました。
5分ほどで見晴らしの良い尾根に出ました。



12:05
安房高山西峰の祠のある広場に到着。
インターネットで仕入れたGPSのルートに従ってさらに西に進みました。
ところが、進めど進めど何もなく、結局もとの広場に戻ってきました。
10分もロスしてしまいました。

安房高山西峰にある祠 


祠の正面の坂を下って行きます。



しばらく行くと、コンクリートの道らしきものが見えたので、そこまで降りて行きました。

12:20
林道との分岐に到着。

林道との分岐



ここからは、林道を行きます。

12:30
請雨山(しょううさん)への分岐を通過。


請雨山への分岐
右の小道を登って行きます。

12:35
請雨山の頂上にある愛宕神社に到着。
立派な鳥居がありますが、社殿などはなく、祠が安置してあるだけです。


愛宕神社の鳥居 

愛宕神社の祠

請雨山からのパノラマ 

長狭平野に降りていく国道410号の新道と旧道が見えます。
右手に見えるのは千葉最高峰愛宕山です。

ここで引き返すか、三郡山経由でぐるっと回って帰るか迷いましたが、ここまでほどは大変な道ではないだろうと思ってぐるっと回って帰ることにしました。これが甘かった!

昼食は、カップラーメンだけにして、食後のコーヒーはあきらめました。


13:00
請雨山出発。
登ってきたのとは反対側に下って行きます。

愛宕神社からの降り口 


林道に出る手前に標識がありました。
どこに入口があるのかわかりませんでしたが、尾崎という場所の入口のようです。
請雨山は勝負山とも云うようです。

13:05
林道との分岐を通過。
林道を右手前方に行きます。
途中、愛宕山がきれいに見えました。
2台のオフロードバイクに出会いました。今回の登山であった唯一の人間です。

林道との分岐 

愛宕山 
13:25
三郡山方面に向かう林道の分岐に到着。
右の道を登って行きます。
この林道で何回か蛇を見ました。


三郡山への林道の分岐 

13:30
三郡山登山口を通過。
壊れかけた小さな標識がありました。

三郡山登山口
右手の道を入って行きます。
朽ちた階段を登って行きます。


壊れかけた小さな標識 



やはり、尾根道を行きます。



途中で見かけたかわいい花。


13:35
三郡山山頂通過。
壊れた標識が立っていました。
ここまでは、それほどハードではありませんでした。

三郡山山頂 


三郡山山頂

北に向かって下りて行きます。

ここからは、安房高山への登り道以上に険しいアップダウンが続きます。
道もかなり荒れていて、道なき道を突き進んでいく感じです。
何度も迷いそうになり、そのたびiPhoneで地図とコンパスを確認しながら進みました。
つらくても、ピークは迂回せずに進んだ方が無難です。
境界見出し表(君津市と富津市の)とピンクのリボンが頼りです。
倒木を乗り越えていく場所もありました。
下り坂では、滑ってなんども転んでしまい、おしりは真っ黒けになりました。
甘かったです。




やっぱり、尾根道を行きます。



たまに見晴らしの聞く場所がありました。
鹿野山方面です。



このあたりで道に迷いそうになりました。
しんどくてもピークには登った方が道には迷いにくいかもしれません。



トラロープを伝って下りて行きます。




岩肌をロープを伝いながら横切ります。
このあたりで2頭の鹿を見かけました。あっという間に逃げて行きました。



ここを左に行きます。
間違わないようにピンクのひもが張ってありました。



左はこんな感じですが、道です。



標識があると間違っていないとわかり、ほっとします。


14:50
ロマンの森への分岐を通過。ロマンの森方面に向かいます。
何か下で催し物をやっているような大きな声が聞こえました。




このあたり大きな岩山を迂回していきます。
足が滑って危険です。


 



岩のうえでちょっと休憩。
眺めは良好です。


このあともまだ結構登ります。



ここを下りて行きます。
道とは思えませんがピンクのテープが張ってあるし、なにより車の音が聞こえるので間違えありません。



つづらおりのようになっているところを下りて行きます。



またまた、トラロープです。


あと、もう少しなのに迷子になりました。
駐車場のある北側に向かうのではなく、一旦南側に向かうのが正解でした。
しばらく行くと、沢の音が聞こえます。沢の方に降りて行きました。

15:30
小糸川の沢に到着。


右の階段を下りてきました。
とても滑るので、ロープにしがみついて降りてきました。
それでも何回か転んでしまいました。下まで落ちてしまうと大変なことになりそうです。



沢に降りた場所は沢の合流地点になっています。
(実は、左の川の左手に登り口がありました。)


右に見える歩道を歩いて行きました。
写真の向こう側からこちら側に歩いて行きました。
おそらく、これが間違いでした。
帰ってインターネットで調べてみると「小糸川迄降り立つと滑川を滑らない様慎重に徒渉して階段を登り返し・・・」とありました。
おそらく、写真の左側に渡ると駐車場に登る階段があったのではないかと思われます。

沢の景色は最高でしたが、最後の最後になって道を見失ってしまいました。


この歩道も途中で途切れていたりして、その場合は、滑の上を歩きました。



途中、この歩道は滑を横切っています。







しばらく、下流に歩いて行くと歩道はなくなり、滑も淵になり進めなくなりました。


ここまで、歩いてきた沢に登り道は見当たりませんでした。
すぐ上を車が通る音がするので、ゴールの駐車場は目前です。
沢に流れ込む小さな枯れた滝を登ろうとしてみましたが、無理でした。

最後は意を決して岩肌でない崖を見つけ出し這い登って、やっとゴールに到着しました。
幸いなことに登りきった場所が駐車場でした。

15:50
駐車場到着。
疲れ果てていました。