2018年8月11日土曜日

妙楽寺 ~睦沢~

むつざわMap巡り



パン屋に置いてあった「むつざわMap」の名所(妙楽寺、長楽寺堰、ハス池)を車で廻りました。(ハス池の蓮は時期が遅かったのかほとんど咲いていませんでした。)


 無料駐車場あり(妙楽寺)、道端に駐車(長楽寺堰)





妙楽寺(本堂)

動物が入るからとのことで、扉は閉めてありますが、自由に開けて拝観することができます。(扉は少し固かった)

妙楽寺(木造大日如来坐像)

千葉県内の古彫刻坐像として最も大きな仏像で、重要文化財です。
以前は、自分で電灯をつけて拝観しましたが、今は常についているようです。
格子越しの拝観となります。

妙楽寺(本堂)

本堂内部の欄間の彫刻。


妙楽寺(本堂)

本堂外部の欄間の彫刻。
裏側に枇杷を食べる猿が彫ってあります。

妙楽寺(本堂)


長楽寺堰

あいにくの雨模様でした。
残念ながら「むつざわMap」に載っている”美しい水面”は見られませんでした。



説明板

睦沢町指定有形文化財
妙楽寺本堂
妙楽寺本堂は、享保年間(1716~1735)に建て替えられ、 堂内には重要文化財の木造大日如来坐像をはじめ、千葉県指定の木造不動明王立像、毘沙門天立像を安置する。和様風の造りに内陣の格天井、欄間の羅漢像、外陣には 狩野玉山継信の昇り竜の図、飛天など工芸、絵画の貴重な資料を収蔵する。寺院の伽藍配置でいう金堂にあたる密教的な建築は、中世を偲ばせる優美端厳なものである。
睦沢町教育委員会


重要文化財 木造大日如来坐像
   指定年月日 昭和16年11月6日
千葉県指定有形文化財 
 木造不動明王立像
 木造毘沙門天立像(荒彫)
 木造昆沙門天立像(彩色)
   指定年月日 昭和50年3月28日
   所在地 千葉県長生郡睦沢町妙楽寺500
 木造大日如来坐像は胎蔵界の丈六仏で、 千葉県内の古彫刻坐像として最も大きな 仏像です。丸い顔や流麗な衣文に平安時代後期の中央様式が見られる一方、全身 黒漆で堂々とした姿は強い印象を与えてくれます。「光背は華麗な飛天光背で、円相部と光脚は造像時、身光部二体の如来像と大日、音声菩薩を配した周辺部は鎌倉時代の補作と考えられています。材質はカヤ材で 一木造、漆箔、彫眼を施し像高279cmです。
千葉県指定有形文化財の三体の内、不動明王立像と荒彫毘沙門天立像は、大きい頭部、腰をひねる姿、顔、手、足など細部に共通する点が多く、特に荒彫毘沙門天立像は力強い気風が現れてい ます。彩色毘沙門天立像は天部の一般的な姿であり、四天王像の 多門天として作られたと考えられています。材質はカヤ材で、共に一木造、不動明王立像と荒彫毘沙門天立像は素地です。 像高は不動明王立像が173cm、荒彫毘沙門天立像が183cm、 考色毘沙門天立像が175cmです。
平成4年12月25日
千葉県教育委員会 睦沢町教育委員会