こんなところに素晴らしい史跡が
前から気にはなっていたのですが、「長柄横穴群」の標識に従って行ってみました。
田圃のあいだの狭い道を奥の方に入って行った所に横穴群はありました。
駐車場付の資料館もある立派な史跡でした。
6~7世紀に造られた横穴墓が集まっています。
ここの横穴墓は「高檀式」と呼ばれ、玄室が一段高い位置に設けられています。
線刻画も見つかっています。
いくつかの横穴墓は中に入って見学することができますが、線刻画のある横穴墓は保存のため、見ることはできません。そのかわり、資料館に実物大のレプリカが展示してあります。
資料館は、インターフォンで連絡すると、近くの町役場から職員が来て見せてくれます。5分くらいで来てくれました。
無料駐車場有り
国指定史跡長柄横穴群
横穴群
こんな風に横穴墓が並んでいます。
保存のため、ふたがしてあるものもありますが、中に入って見学できる横穴墓もあります。
穴の手前が墓前域。まつりごとをしたそうです。
穴の中の通路が羨道。
奥の一段高くなったところが玄室です。写真では暗く映っている場所です。
玄室
高檀式の玄室の内部です。この部分が奥の高い場所にあります。
左右のくぼみに遺体を安置したそうです。
壁面はきれいに削ってあり、天井は屋根のようになっています。
穴を掘ったというより、玄室をきれいに削りだしたという感じです。
資料館にある実物大のレプリカ
線刻画を見ることができます。
付近から出土した壺です。
他にもいろんな出土品が展示してありました。