小さな教会に素晴らしいイコン
先日行った飯高寺の駐車場にあった匝瑳の観光案内に乗っていたハリスト正教会に行ってきました。
幸運なことに、2か月に一度程度しかない拝観日にあたっていて、素晴らしいイコンを見せていただきました。
山下りん作のイコンが10枚あり、9枚を拝観することができます。
正面扉上部に機密の晩餐(最後の晩餐)、扉に生神女福音(受胎告知)の天使ガブリエルとマリア、ヨハネとマタイ、扉の左側に天使ガブリエルと聖母子、扉の右側に天使ミハエルとハリストス(キリスト)のイコンがあります。
三位一体のイコンは扉の向こうにあって拝観できません。
聖画というより、絵画のような表情豊かなイコンです。
拝観日は以下のとおりです。
1月第3土曜日、2月第3土曜日、6月第3土曜日、7月第3土曜日
10月第3土曜日、11月第3土曜日
拝観時間:11:00~15:00
農業の傍ら教会活動を行っているとのことですが、親切に丁寧に説明していただきました。
山下りんは、日本で最初で最後のイコン画家です。画家を目指していましたが、ロシアに留学してイコン画を学びました。
実は別の方がイコンを描くはずだったのですが、結婚してしまったので、山下りんが描くことになったそうです。イコン画は結婚した人は描けないそうです。
最初はイコン画よりもイタリア絵画など表情豊かな絵画が好きだったようですが、帰国数年後に東京神田のニコライ堂でイコンを描きはじめました。
山下りん作のイコンは東日本を中心に数百点残っているそうですが、遺失したものも多く貴重なものです、ここのイコンは千葉県指定有形文化財にいなっています。
明治の初めに、ロシアの支援のもと匝瑳でロシア正教が普及しましたが、日露戦争によりロシアの支援がなくなると信者も減少してしまったということです。
ハリストス須賀正教会~
松山庭園美術館を廻りました。
道端に駐車