関東では珍しい海に沈む夕陽
お正月、暖かな南房総をドライブしました。
海と花を満喫した後、関東では珍しい海に沈む夕陽を見ることができました。
見物海岸
無料駐車場あり
富浦ICを出て、館山バイパスを南下。
そのまま市内に入ると混むので、途中、那古の交差点をぐるっと右後ろ方向に曲がる。
内房渚ラインに出て、道なりに行くと、右手に館山湾を見ながら走り、房総フラワーラインに出ます。
さらに、右手に館山湾を見ながら進んで見物海岸で車を停めました。
見物海岸 10:17
よく晴れていたので、富士山が見えました。
さらに、房総フラワーラインを進むと洲崎灯台です。
細い道を右手に入って少し行くと左手に有料駐車場があります。
ここに車を停めて、さらに2~3分歩くと灯台下に出ます。
灯台に続く坂道の途中を右手に入っていくと見晴らしの良い場所があります。
ここからも富士山が見えました。さらに、伊豆半島と伊豆大島が見えました。
天気が良くないと見えないそうです。
洲崎灯台下 10:34
左手が伊豆大島。右手は伊豆半島。
分岐点に戻って、さらに登っていくと洲崎灯台に着きます。
ここも眺めの良いところです。
富士山も見えたし、館山湾も見渡せました。
灯台の中には入れませんが、敷地内まで入ることができます(無料)。
洲崎灯台 10:56
再び車に乗って、房総フラワーラインを南下すると、2~3分で洲崎神社に着きます。
左に入って、鳥居の手前の左手に駐車場があります。
長い階段を登っていくと本殿に着きます。
お正月なので、”大漁”と書いた横断幕が飾ってありました。
さらに、房総フラワーラインを進み、平砂浦の手前に斜め左に入る道があるので、そこを入ってしばらく行くと左手に大きな砂山があります。
浜から吹き上げられた砂が溜まってできた山です。
砂山 11:51
この砂山を登り切った向こう側にも大きな砂山があります。
砂山からは、引き返さずに道なりに進むと三叉路に出合うので、大きく右手に曲がって進んでいくともとの房総フラワーラインにでます。
房総フラワーラインを左折してそのままずっと進んでいくと房総半島最南端にある野島崎灯台に着きます。
野島崎灯台 14:09
これは野島崎灯台の南側の海岸から撮った写真です。
近くに房総半島最南端の碑があります。
野島崎灯台は階段を登って上まで行くことができます(150円)。
さらに、房総フラワーラインを進んで北上していくと、お花畑で有名な千倉の白間津があります。
さすがにポピーはまだでしたが、ハウスの金魚草や路地のストックを摘みました。
白間津(しろまづ) 15:20
路地のストックの花畑。
花を摘んだ後、夕陽が海に沈むのを見に再び洲崎灯台に引き返しました。
洲崎灯台下を通り過ぎて海岸に向かうと、お台場海浜庭園という場所があります。
海岸に入るのにお金がいります。入場料大人100円、小人50円、駐車料200円です。
お台場海浜公園 16:40
伊豆大島と伊豆半島の間に沈んでいく夕陽を見ることができました。
あとで知ったのですが、この夕陽はとても珍しい夕陽のようです。
地図で調べてみると、この場所から見える伊豆大島と伊豆半島の隙間の海はほんのわずかしかありません。ということは、ここから海に沈む夕日が見えるのは正月の数日と冬至を挟んだ12月の数日しかないことになります。
さらに言うと、伊豆半島以東の関東から海に沈む夕陽が見れるのは、このあたりだけで、しかもほんのわずかな間しか見ることができないのです。
この後、夕陽は確かに海に沈みました。
お台場海浜公園 16:46
海に沈む夕陽。
余談
地図でお台場海浜公園から見た伊豆大島の北端の角度を調べてみると-119°(北を0°として)でした。同じように、お台場海浜公園から見た伊豆半島の南端(地図上の南端ではない)の角度を調べてみると-117°でした。
つまり、たった2°の間に陽が沈む期間のみ海に沈むのが見えることになります。〈参〉で調べてみると、12月5日頃から1月5日頃までの約1か月だけということになります。
伊豆半島にかかるぎりぎり前の夕陽が見られたことになります。太陽の直径の見かけの角度がおおよそ0.5°であることからも、写真ではよくわかりませんが太陽のすぐ右に伊豆半島の南端があるようです。