2016年10月30日日曜日

両総用水 ~東金・山武~

両総用水 Part 4



東金~山武の両総用水を車で探検しました。
銘盤の写真を撮って廻りました。

両総用水は、1965年に完成した用水施設です。佐原地域の排水と九十九里平野の用水を兼ねて、利根川の水を茂原まで引いています。平成の施設更新で、現在は一宮川まで続いています。

 道端に駐車





公平水路橋

38号トンネル呑口
呑口の目の前に建物があって、銘盤の「山静日長」は「長」の字しか見えません。

37号トンネル呑口
田んぼの外れに車を停めて、藪を登ったところにありました。

37号トンネル呑口銘盤
「萬堂争流」と揮毫されています。


道を戻って、37号トンネル吐口に向かいました。


37号トンネル吐口

37号トンネル吐口銘盤
木が生い茂っていて見えにくいですが、「混々不尽〔盡〕」と揮毫されています。

36号トンネル吐口付近(下手方向)

36号トンネル吐口付近(上手方向)

36号トンネル吐口
柵があって、吐口には近づけませんでしたが、銘盤が柵のすぐそばに移動してありました。
関東農政局/さらに詳しく 銘文には「灌泉砂々」と揮毫されているとありますが、
「砂」には見えません。

36号呑口
突き当りが呑口です。
用水路はパイプライン化されて埋まっています。

36号呑口銘盤
なんと銘盤は外されていてありませんでした。
「心如水」と揮毫されているはずでした。


埋められた用水路(パイプライン)の上を上手に向かってしばらく歩いて行きました。


埋められた用水路の脇に「成東川余水吐」の銘盤のある吐水口がありました。

この先は行き止まりでした。
8号サイホンの吐口があるはずですが見つかりませんでした。


8号サイホン吐口付近
ずっと向こうの小高い場所に呑口があります。

35号トンネル吐口、8号サイホン呑口
35号トンネルと8号サイホンがつながっていて、
ここが35号トンネル吐口兼8号サイホン呑口だったようです。
二つの丸いところから2本のサイホンが手前に向かって伸びていたようです。

8号サイホン呑口銘盤
「管水慈万頃」と揮毫してあります。

35号トンネル吐口銘盤
「渠水」と揮毫してあります。


8号サイホン呑口
下手を望む
「龍神を造った男たち」に掲載されている写真(下記)と同じ場所だと思います。
今は電車が走っています。