ここにも伊八の彫刻が
長福寺には波の伊八が彫った龍と麒麟の欄間があります。
須祢壇の彫刻には伊八独特の波頭も彫ってあります。
長さが130cmもある大きな硯もあります。
中国渡来の端渓硯で、水を掛けるときれいな色になります。
水が掛かる仕組みになっていて、色の変化を楽しむことができます。
県道からの入口が少しわかりにくく、一度行き過ぎて引き返してきました。
駐車スペース有り
山門
柵の間より手を入れてさすれるようになっています。
欄間
波の伊八38歳、独立したての時の作品です。真ん中の竜です。色彩がまだ残っていました。
龍の左右には麒麟があります。
波の伊八38才、初期の作で、飯縄寺や行元寺のものは、この後の作品です。
住職の奥さんが気さくな方で、いろいろと教えてくれました。写真も撮らせてくださいました。
須弥壇の彫刻の波や端渓硯についても教えてくれました。
須弥壇下部の彫刻
従来の平行波と伊八独特の波頭の両方が彫られています。
この写真はフラッシュをたいて撮りました。
暗い場所にあるので、奥さんに教えていただかなければ、わからないところでした。
端渓硯
幅約95cm長さ約130cm厚さ約13cm重さ800kg~1tで、周囲は松竹梅と無数の鳥の透かし彫りがあります。
この硯を納めるために「無量壽庵」が建てられています。
ボタンを押すと左右から水が出てきて硯にかかるようになっていて、水がかかった後の硯の色の変化が楽しめます。
槇
源頼朝がこの槇に筆を掛けたという言い伝えがあります。房総には源頼朝の伝説が数多く残っています。